実家の片付けで、贈答品の日本酒や洋酒がまとまって出てくることがあります。捨てるべきか売るべきか、その場では判断がつかないことも多いはずです。ここでは、判断を急がずに整理を進めるための手順をまとめます。
まず「開封/未開封」で2つの山に分ける
量が多いとどこから手をつけていいか迷いますが、最初にやることはひとつです。開いているか、開いていないかで2つの山に分けてください。 未開封の銘柄物は、捨てるか売るかの判断を後回しにできます。
開封済み・普及品は、中身と容器に分けて処分する側に回して構いません。この2山に分けるだけで、残りの作業量がはっきり見えてきます。
未開封の銘柄物はどこにまとめておくか
未開封の山は、判断を先送りにしてよい分です。ただし置き場所には注意してください。直射日光や高温になる場所に置いたままだと品質が変わり、あとで査定に出す場合にも影響します。
押し入れの奥や床下収納など、温度が上がりにくく暗い場所にまとめておくと、片付けが落ち着いてから確認するまでの間、状態を保ちやすくなります。冷蔵庫に入れっぱなしにするのは避けてください。
乾燥でコルクが縮むことがあるためです。段ボール1箱にまとめておくだけでも、あとで数えるときに楽になります。
開封済み・普及品は容器分別へ
開封済みのボトルや、贈答用ではない普及価格帯のお酒は、中身と容器に分けて処分します。中身の流し方や、瓶・缶・紙パックの分別方法は自治体によって区分の名前も出し方も違うため、お酒の手放し方の分別のセクションにまとめています。同じ内容をここで繰り返すと分かりにくくなるため、詳しい手順はそちらを確認してください。
家族に一声かけてから処分する
実家には、実用品と思い出の品が混ざって置かれていることがあります。贈答用の酒でも、誰かからの記念品だったり、特別な機会にもらったものだったりすることがあるため、処分や査定に回す前に家族へ一声かけておくと、あとで「あれはどうした」という話に戻らずに済みます。判断に迷うものは未開封の山と一緒にまとめておき、急いで決めなくて構いません。
まとめて査定に出すときの写真の撮り方
未開封の山がある程度まとまったら、査定の可否を確認する材料として写真を撮っておくと話が早く進みます。ラベルの銘柄名、箱の有無、本数がまとめて分かる1枚があれば十分です。
1本ずつ個別に撮る必要はなく、並べて全体を写す形で構いません。この写真をもとにお酒の手放し方で紹介している買取ルートに問い合わせると、送る前に可否を答えてくれる業者もあります。これは査定の可否を尋ねる段階の話で、実際に発送するときの記録写真については宅配買取のトラブルと防ぎ方を確認してください。
実家じまい全体の進め方への橋渡し
お酒の整理は、実家じまい全体の中の一部分です。家具や食器、着物など、他の品目も同時に出てくる場合は、実家じまい・遺品整理で仕分けの4分類や業者の選び方をまとめているので、あわせて確認してください。
お酒だけを先に片づけようとせず、片付け全体のペースに合わせて進めるほうが、結果として無理がありません。売る以外に、飲める人に無償で譲る、あるいは寄付・譲渡ガイドで扱っている選択肢を検討する道もあります。どの方法を選ぶにしても、判断を急ぐ必要はありません。